自分らしく生きられない？
インナーチャイルドとは

不倫やW不倫のカウンセリングをしていくと、

「生きづらい」

「社会から取り残された感じがして不安」

「人間関係が上手くいかない」

などというお悩みも一緒にいただきます。

それって、インナーチャイルドが原因かもしれません！
 

インナーチャイルドとは……


幼少期（10歳くらいまで）に受けた心の傷や、負の記憶・経験、感情のこと。

なんらかの問題のある環境で育ったために、それがトラウマになっていることが原因でインナーチャイルドは引き起こされます。

例：家に帰ると突然母親がいなくなっていた

　　親にいつも叱られ貶されていた

　　学校でいじめられ無視され続けた

誰も私のことを構ってくれないしわかってくれない。理解しようともしてくれない。

母親に抱きしめてもらった記憶がない

このように

「なんで私ばっかり」

「どうしてこんな親の元に生まれてきたんだろう」

「〇〇ちゃん家は幸せそうでいいな、何が違うんだろう」などと思った経験、ないかしら？

幼少期～思春期にインナーチャイルドが傷つくと、自分の心を守るために幼いながらも「甘えたい」などの自分の感情を我慢したり欲求を表現しなくなったりします。

本音とは裏腹に、いわゆる大人が思う“良い子”を演じてしまう子なんかもいるわよね。

インナーチャイルドが傷つき不安定なままだと、大人になってからも当時の傷やトラウマが癒されずにいるため、子どもの頃と同じ考え方や習慣を繰り返してしまいます。

その結果、生きづらさを抱えるだけでなく、後の人生（人間関係や振る舞いなど）にネガティブな影響が出てしまうと言われているの。

また、親にされた嫌なことを自分の子どもにも繰り返してしまう（負の連鎖を生む）ケースも……

美羽も育った家庭には親から受けた多大な『トラウマ』がある。

その結果、自分が子供にしてしまった痛手もあるわ。

普段大人として過ごしている私たちですが、理性では制御できない子どもみたいに純粋な部分もあるものよね？

深く傷ついたり失敗したりした経験がネガティブな思考を根付かせ、それが思い込みとなって潜在意識に入ってしまう。

このように幼少期や思春期の頃のことって、大人になっても影響してくるんだな～と思うと同時に、知っておくのと知らないのとでは人生において大きな差が出るとも感じます。

では先ほどネガティブな影響と言いましたが、インナーチャイルドが傷つくと具体的にどのような症状が出現するのでしょうか？ 

どんな症状が出るのか？

抱えているトラウマや引き起こされる症状は人によっても育った環境によっても様々ですが、考えられる症状の一例を見てみましょう。

*   孤独を感じやすい
*   自己否定ばかりする（愛せない）
*   対人関係がうまくいかない
*   良い人を演じてしまう
*   コンプレックスを感じやすい
*   意見や感情を表に出せない
*   人の世話をしすぎてしまう（尽くしすぎる）
*   自分で決められない（優柔不断）
*   問題から逃げる癖がある
*　自分に自信が持てない
*　過剰に相手に合わせたり依存したりする


あなたはいくつ当てはまるものがあったかしら？

1つだけではなく、いくつもの症状が複合的に出ることもあるわ。

ただし、インナーチャイルドを癒す^※ことで、症状がやわらぎ人生がうまくいくと考えられています。

※心理学では、インナーチャイルドの影響で自分らしく生きられない状態を「インナーチャイルドが傷ついている」と言い、傷ついたインナーチャイルドの状態を良くすることに対し「癒す」という言葉を使います。「癒す＝克服する」の意味です。

では、インナーチャイルドを癒すとどうなるのでしょうか？

インナーチャイルドを癒すとどうなるか？

（1）過去と現在とを切り離して考えられるようになる

インナーチャイルドが傷ついたままだと、過去と現在はずっと続いていると考えがちに。過去にとらわれてしまい、同じような状況に陥った際にうまく行動できなくなってしまうことが多々あるのです。

例えば元彼とケンカしたときに、あなたは自分の意見を強く主張したことが引き金となって振られたとします。

その経験を引きずり、あなたは今の彼氏とケンカした際、元カレとのことを思い出して彼の顔色ばかりうかがって「別れたくないから」と自分の意見を言えなくなってしまう、といった感じです。

元彼はあなたに主張されたことが嫌だったのかもしれませんが、今の彼氏もそうとは限りませんよね？

まったく同じ考えの持ち主なんていませんし、意見を言ってほしいだっています。

あなたが自分の意見を言わないことが、かえって別れるきっかけになるかもしれませんよ。

このように、過去と現在はつながっているようでまったく別のもの。

こう切り離して考えることで物事を客観的に捉えられるようになり、あなたの人生をあなたらしく歩むことができます＾＾

（2）自分の行動パターンを理解できる

何か問題が起きた場合に、いつも同じ行動をしていませんか？

幼少期からの習慣や考え方や行動パターンは、なかなか変えられないし取り除けないもの。

それゆえ、無自覚のうちに人間関係を構築したり、将来に希望を持ったりすることができなかったなんていう人もめずらしくはありません。

これまでの自分の思考や行動パターンを理解することで、いつもとは違う行動ができ、同じ失敗やネガティブな感情から解放されるようになるのです。

結果、負の連鎖を止められる可能性があります。

（3）自分の本当の感情に目を向けられる

インナーチャイルドが傷ついたままだと、自分の感情を抑え込み、人の顔色ばかり気にしていることが多いわね。

というのも、自己評価が低く、周りの目が気になっていると何事にも真剣に取り組めません。

言い換えれば、失敗しても傷つかないよう、無意識に力を抑えてしまっているの。

インナーチャイルドを癒やすことで、自分の本当の感情に目が向き、自分の気持ちに嘘をつかなくなるでしょう！

また「自分の気持ちを表現することは悪いこと」という感情もなくなり、抑え込んだ感情を開放できるようになるわよ＾＾

（4）自己制限から解放される

「こうしなければならない」「どうせ自分には無理だ」などと思い込んでいることの中には、インナーチャイルドによって自己制限されている場合があります。

たとえば「私は幸せになんかなれない」という制限がされていれば、幸せになる行動を起こすことも、幸せと感じることさえも、難しくなるでしょう。

インナーチャイルドを癒やすことで、不安や恐怖、思い込みによる自己制限から解放されます。

誰の視線も気にせず、前向きにやりたいことへチャレンジできるようになるので、これまで見えなかった可能性までもが見えてくるでしょう。

（5）自分を認め、自分らしく生活できる

誰しも「こうするべき」と思い込んでいることはあるでしょうが、なぜそう思うようになったのか？

をさかのぼっていくと、実は誰かに押し付けられた偏った考え方だったとか環境によって塗り固められたことだったという場合があります。

なかには自己否定ばかりしてしまうと、自分を認められなかったり自分は幸せになれないと感じてしまったりするケースもあるでしょう。

インナーチャイルドを癒やすことで「こうするべき」という偏った感情を払拭し、「こうしたい」というありのままの自分を認めることができ、もっと自由に自分らしく生きていけるようになるのです。

インナーチャイルドの克服方法３選

ここまで読んでくださった方は、きっと「インナーチャイルド癒すことが必要だということは分かったけれど、具体的にはどうすればいいの？」と思っているはずです。インナーチャイルドを癒す（克服する）には、どのような方法があるのか、一緒に見ていきましょう！ 

（1）あなたのインナーチャイルドを見つけ、把握する

まずは自分のインナーチャイルドを見つけ、把握する必要がありますが……

辛い出来事や嫌な感情は思い出したくないことだし、どうしてもフタをしてしまいがち。

確かに、自分と向き合うことはとてもしんどいかもしれません。

ですが、何に傷ついているのかがわからないと、どのように癒してよいのかも分かりません！

それなので、自分の行動や思考を振り返っていきましょう。

昔の写真を見たり、家族や友人から昔の話を聞いたり、ノートに書き出してみるのもいいでしょう。

抱えている負の感情をしっかりと感じとって抑圧されていた感情を開放しましょう。

ノートになら好きなだけ怒りをぶつけても泣いても構いませんし、悲しくて涙が出てくるのであれば無理にこらえる必要はないわ。

本当はどうして欲しかったのか、何が辛かったのか、あなたが抱えている寂しさや悲しさ、怒りなどを探りましょう。

（2）当時の大人の行為を否認する

自分の心を守るために、物事を良いように考えることがあるのが人という生き物。

そのため過去を振り返ってみると「あのときはああだったから、親がそう言うのも仕方がなかったのかも」などと知らず知らずのうちに大人の行動を容認しているかもしれません。

当時どんな状況であれ、親や大人が子どもの頃のあなたを傷つけたことには変わりありません！

まずは「当時の親や大人の発言や行為は間違っていた」と明確に否認しましょう。

……ただ、それですべてが解決するということではありません。

復讐や恨みをずっと抱えながら、幸せに生きていくことはできないわ。

大切なことはそれらを乗り越え、自分なりの人生を送ることができるようになること。

そのためには子どものときの遊び場に行ってみるのもいいでしょうし、当時欲しかったのに買ってもらえなかったおもちゃを買ってみるのもいいでしょう。

それによって「できない」と思い込んでいたことが、今はできるようになっていることに気がつくことができるわよ◎

（3）過去に感じた怒りの感情をすべて出す

（2）で大人の間違いを明確にしたことで、これまでため込んで傷ついていた、行き場のない怒りや恨みなどの感情が溢れ出てくるでしょう。

自分1人で克服できる場合もありますが、自分だけで癒すのは大変なことですし、かえてトラウマや負の感情が増幅する場合も……。

とはいえ、癒すためには過去を振り返らなければならず、自分が考えていたよりも辛い過去であることも考えられるでしょう。

すべて出すにはノートに書き出す、信頼できる人やカウンセラーに話す、自分の境遇と似た映画やドラマを鑑賞してみるなどの方法があります。

もし人に言いづらければ、ペットやぬいぐるみなどに話すなども良いわよ＾＾

とにかく、抑圧されていた感情を一度すべて出し切る（開放する）ことが大事！もちろん、クライアント様のように美羽に話してみるのもアリだからね！

すぐ克服できるわけでもないですし、辛いことも多いです。

でも、インナーチャイルドを癒すと生きやすくなり、仕事や恋愛にも良い影響があるわよ♡

だから……もう自分の感情に嘘をつくの、やめませんか？

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