挫折に強い子どもを育てるメンタルケアの秘訣

失敗したときに「もう無理」「恥ずかしい」「やっぱりダメだった」と感じてしまうことってありますよね。
あなたは親として「失敗=終わりではないこと」を、お子さんにどう伝えますか?
親として励ましの言葉をかけても、心に届かず自信を失ってしまう姿に胸を痛めることも少なくありません。
挫折に強い心は、生まれ持った性格だけで決まるものではありません。日々の関わり方やメンタルのケアによって、後天的に育てることができるのよ◎
今回は子育て中のママに向けて、「挫折に強い子ども」を育てるためのメンタルケアの秘訣をご紹介しますね^^
「心の回復力(レジリエンス)」が、挫折に強い子を育てるカギ
どんなに優秀な子でも、挑戦と失敗はつきもの。
大切なのは失敗しないことではなく、失敗した後にどう立ち上がるかという「心の回復力(レジリエンス)」です。
というのも、レジリエンスが育っていない子どもはちょっとした失敗でも大きな挫折としてとらえ、自分を否定してしまうもの……
たとえば
- テストで良い点を取れなかったら「私はバカだ」「親の期待を裏切ってしまった」などと思い込む
- 習い事で上手くいかないと「才能がない」とやめたがる
- 友達とケンカすると「もう誰も信じられない」と極端に落ち込みふさぎ込む
こうした反応が続くと、新しいことへのチャレンジ自体を避けるようになってしまいます。
逆に、レジリエンスが育った子どもは、
- 「失敗は成長のチャンス」
- 「努力すればまだ伸びる」
- 「今はつらくても、乗り越えたら自信になる」
というように、前向きに自分を捉えることができます。
親ができる3つのメンタルケアの秘訣
失敗したときこそ、「結果」ではなく「プロセス」を褒める
「頑張ったね」「チャレンジしたことがすごいよ」など、結果ではなく努力や工夫のプロセス(過程)に注目し、褒めてあげるようにしましょう。
✕「また間違えたの?」
〇「挑戦したことが偉いね!」
プロセスを褒めることで、子どもは「失敗=価値がない」と感じにくくなり、「次こそは」と気持ちを切り替えやすくなります◎
「感情の受け止め役」になる
「そんなことで落ち込まないで」ではなく、まずは気持ちに共感し「つらかったね」「悔しかったんだね」とお子さんの感情に寄り添うことが大切です。
人は自分の感情を受け止めてもらうことで安心し、次の行動に進むエネルギーが湧いてきます。
特に思春期の子どもには、言葉のやりとりよりも「聞いてくれる」親の存在が心の支えになるはずよ?
「親の失敗体験」をシェアしてあげる
子どもは「親=完璧な存在」だと思っていることが多いため、自分の失敗は特別に感じてしまうもの。
そんなとき、「お母さんも昔、こういう失敗をしたことがあってね……」という体験談は、子どもにとって大きな安心材料になります。
「自分だけじゃないんだ」「失敗しても大丈夫なんだ」と思える土台ができますし、失敗からそう立ち直ったのかまでシェアしてあげると、なお良いかもしれません。
挫折に強い子どもは、自己肯定感が高い
レジリエンスのベースには「自己肯定感」があります。
自己肯定感が育っていないと、何かに失敗しただけで「自分には価値がない」と結びつけてしまいます。
だからこそ、日頃から「あなたはそのままで大切な存在だよ」と、言葉や態度で伝え続けることが重要よ!
子どもの心が疲れているときのサインとは?
お子さんが挫折からなかなか立ち直れないときは、メンタルに疲れが溜まっていることもあります。以下のようなサインが出ていたら要注意!
- 寝つきが悪いもしくは夜中に起きる
- 食欲が落ちたまたは急に過食になる
- 話しかけても反応が薄い
- やけにイライラしている
- 学校や習い事へ行きたがらない
このようなときは無理に前向きにさせるよりも、まずは心の休息を優先してください。
安心できる環境づくりや黙って寄り添う時間が、心の回復の第一歩となります。
親自身が「挫折に強くなること」も大切
子どもは、親の姿を通して「人生の受け止め方」を学びます。
親が失敗やうまくいかないことに対して、
- 落ち込みすぎる
- 他人や社会のせいにする
- 完璧を求めすぎて自分を責める
などという姿勢でいると、子どもも同じように「挫折=悪いもの」と捉えてしまうもの……
逆に、親が「また頑張ればいいよね」「次はこうしてみようかな」と前向きに乗り越える姿を見せていれば、自然と子どもも学んでいきますよ。
親子でできる!感情トレーニングワーク3選
お子さんと一緒に楽しみながらできる、心の「しなやかさ」を育てるワークをご用意しました。ぜひやってみてくださいね^^
「今日の気持ち」シート
毎晩、以下の3つの質問に答えるだけ!
- 今日、一番嬉しかったことは?
- 今日、困ったことやイヤだったことは?
- どうすればもっとよくなったと思う?
感情を言葉にする習慣を持つことで、自己理解力と感情整理力が高まります。もし口に出せないようなら、紙に書いて渡してもいいでしょう◎
「うまくいかなくても大丈夫カード」
お子さんが失敗したとき、事前に用意しておいた“励ましカード”を読んであげる(渡してあげる)のはどうかしら?
たとえば
- 「できなかったことは、できるようになる途中!」
- 「失敗は、うまくいくための練習なんだよ」
- 「挑戦しただけで十分すごいこと!」
お子さん自身にお守りのような「自分だけの言葉」を作ってもらうのも効果的です。
「ママの失敗絵本」
親の失敗体験を、4コマ漫画や絵本にしてお子さんに読んであげるワークです。
例えば「ママ、小学校の時に漢字テストで0点取ったの……でも、どうなったと思う?」などとお子さんの反応を見ながら読み聞かせることで、親子の時間もつくれます。
また、それを見たお子さんは「失敗しても笑って話せる人」を見て、「自分もそうでいいんだ」と思えるようになり、心に“余白”ができます。
立ち直る力は「教え込むもの」ではなく「育てるもの」
どんな子どもも、失敗や挫折を経験しながら強くなっていきます。
そのプロセスで、親がどれだけ支え、信じ、見守れるか?
それが、心の土台づくりに大きく関わってきます。
そのため、親の関わりが、挫折を乗り越える力になると言っても過言ではありません!
そして何より、「どんなときでも自分を信じてくれる親の存在」が、子どもの心の根っこを育てていきます。
あなたの言葉が、今日もお子さんの心を支える“種”になりますように♡
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