世界メンタルヘルスデー|「見えない不安」を癒す心のケアと備え

ふとした瞬間、「なんだか疲れたな」と感じる日。
それでも仕事や家事、家族の世話(ときには親の介護や孫の世話も)をこなしていると、心の声はどんどん後回しになってしまいがち……。
「もう頑張れない」「私だけが大変なのでは」—そんな風に感じていませんか?
10月10日(金)の「世界メンタルヘルスデー」は、そんな“がんばりすぎているあなた”が「人生後半戦の心の健康」について考える、大切なきっかけになる日かもしれません!
心の健康(メンタルヘルス)は、老後の「孤独」や「生きがい」といった見えない不安に立ち向かう、最も重要な土台となります。
この記事では、あなたの心の疲れを優しく受け止め、「老後の不安」を乗り越えるための心のメンテナンス方法や身近な人の不調に備える覚悟をお伝えするわね^^
世界メンタルヘルスデーが、今、私たちに伝えたいこと
「世界メンタルヘルスデー」は、世界精神保健連盟が1992年より『メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及すること』を目的として定められました。その後、WHO(世界保健機関)の協賛も得て、正式な国際デー(国際記念日)とされています。
出典 世界メンタルヘルスデーJAPAN
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/mental_health_day/index.html
誰もがストレスや不安を抱える時代――特に恋愛や仕事、家族といった人間関係の悩みを抱える女性にとって、心のケアは「特別な人だけの話」ではありません……!
この日の願いはシンプル。「身体の健康」と同じように、「心の健康」もすべての人にとって大切である、という考えを広めること!
心のメンテナンスは、歯の治療や健康診断と同じ。「偏見を壊し、生きる力を保つための当たり前の行為」という認識を広げるための日なのです。
2025年のテーマも「つながり」がキーワード。
孤立を防ぎ、支え合うことが、心の健康を守る第一歩。SNSのような“つながり”だけでなく、リアルな場や小さな会話の中にも癒やしはありますよ。
出典:早死リスクが50%高くなる 孤独・孤立- 岡崎市社会福祉協議会
https://okazaki-shakyo.jp/lone.html
そもそも「メンタルヘルス」とは?
メンタルヘルスとは、体の健康ではなく“こころの健康状態”を意味します。誰でも気持ちが上がるときもあれば、落ち込んだり沈んだりすることもあるでしょう。
しかし、ストレスや疲労が長く続いてしまうと身体に不調が出てきたり、感情の融通が利かなくなったりしてしまう原因になります。
特にこころの不調や病気は、自分はもちろん周囲の人に気づかれにくいもの。そのため、気がついた時には深刻化していたり回復するのに時間がかかったりしてしまうことがあるのです。
出典:メンタルヘルスとは - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/mental_health_day/amh.html
頑張りすぎるあなたへ:心の不調の「サイレントサイン」
「私、そんなにストレスないし」と思っていても、体や感情が先にSOSを出していることがあります。特に人生の大きな変化を迎える40~60代は、ホルモンバランスの変化も加わり、心の疲れを自覚しにくい傾向があります。
身体と感情が送るSOS
サインの出方 | 具体的な状態(心の余裕が減っている証拠) |
身体に出るシグナル | なかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、休日も体の重さが抜けない。食欲の極端な増減など。 |
感情が揺れるとき | ささいなことでイライラしたり焦ったりする。急に涙が溢れる。喜びや感動といったポジティブな感情も湧かなくなる。 |
行動・対人関係の変化 | 以前は楽しかった趣味に興味が湧かなくなる。人とのやり取りが億劫になり、予定をキャンセルしがちになる。 |
これらのサインは「あなたが弱い」のではなく、「あなたの心が、あなたを守るために『少し休ませて』と訴えている」証拠なのよ。
40~60代女性特有の「心の揺れ」の原因
心の不調は、悲しい出来事だけではありません。人生の節目や環境の変化も、大きなストレス要因になるのです!
たとえば……
- 子どもの独立:「子育て」という長年の役割が終わり“空の巣症候群”で生きがいを見失う。
- 親の介護:肉体的・精神的な疲労だけでなく、「自分の自由な時間」が奪われることへの喪失感。
- 自身の健康不安:更年期や病気のリスクが高まり、「老後の体力への不安」が生まれる。
他にも入学や就職、結婚、出産、定年——
どれも“良い変化”のはずなのに、同時に「今までの自分」が変わる瞬間でもあります。
これらの人生の役割や人間関係、環境が変わる瞬間は、心が揺れるのが自然なこと。「私だけが弱い」と思わず、心の不調は誰にでも起こりうる“変化と適応のサイン”だと知りましょう。
身近な人の「心の不調」と支える側の覚悟
心の不調は、決して他人事ではありません。
あなたの好きな人や愛する旦那さま、あるいはご家族が突然、うつやこころの不調(疲労)で働けなくなることだってあるのよ??
実際に私の姉も鬱の診断をされましたし、美羽の秘書の旦那さんも鬱と診断されています。
何が言いたいかというと……それだけ心の不調(疲労)は身近なものだということ!
美羽の姉の話は以前したことがあるかカウンセリングなんかでもお話したことがあるかもしれないから……今回は美羽の秘書の旦那さんの話にしましょうか。
秘書の旦那さんは大学生のころ鬱になり、32歳で再発。
「台風が来ているから気圧の影響なのかも」
「季節の変わり目だから」
などと理由を探してはなかなか自分で心の不調を認められず…… ズルズル仕事を休む日が続いたそうです。
身近にそういう人がいた経験がなく、病気に対しての専門的な知識が少なかった秘書さん。
義両親の協力も借りて、なんとか旦那さんを病院へ連れていくことができた(心療内科は空きが少なく、初診で行ける病院も限られていた)のだとか。
結果として、病休(3か月)からの休職へ……
共働きだし旦那さんは正社員だからよかったものの、そうじゃないと精神的にも金銭的にも困るわよね?
あなたの好きな人や愛する旦那さまが、突然鬱やこころの不調(疲労)で働けなくなることだってあるでしょう。しかも、それがいつ起こるかなんてわかりません。
普段通り、彼に笑顔で接することはできますか?
あなたは金銭的にも精神的にも支える“覚悟”はありますか?
具体的には以下の2つの“覚悟”が必要です。
- 経済的な覚悟:突然収入が途絶えるリスクに備え、世帯の保険や貯蓄を見直すこと。
- 精神的な覚悟:普段通り彼に笑顔で接し「本人はなりたくてなっているわけではない」と理解し、優しく寄り添うこと
美羽の秘書さんは厚生労働省が推進する『心のサポーター※』養成講座を受講し、心のサポーターになったのだそう。
出典 :「心のサポーター」- ここサポ事務局
https://cocosapo.mhlw.go.jp/
※心のサポーターとは、正しい知識と理解に基づき、家族や同僚等など身近な人に対して、傾聴を中心とした支援を行います(小学生からお年寄りまでを対象)。
ほかにも『メンタルヘルス・マネジメント検定』の勉強をし、見事「Ⅱ種(ラインケアコース)」に合格!そういう支え方もあるんだな~って思ったよ^^
「何をすれば正解」というものはありませんが、“専門的な知識を持って支える”という選択肢もあることを知っておくのは、私たち自身を守ることにもつながるのではないでしょうか?
とはいえ、当の本人はなりたくてなっているわけではないから、余計にツラいわよね……
何がきっかけでなるかも人それぞれですし、完全に治ったわけではなく一生付き合っていくもの。
何をすれば正解というものもないし、秘書の旦那さんのように再発することだってある。。
発症した本人はもちろん、
ちゃんと治るのかな?
この先どうなっちゃうんだろう……
など、その方を支えるご家族や周りの人にしか分からない苦しみもあるわ。
不安になって共倒れのように、鬱のような症状が出てしまうこともよくあります。
出典:うつ病の再発サイン 再発率や予防する方法を解説 - 就労移行支援事業所
https://kizuki-corp.com/kbc/column/depression-recurrence-sign/
自分も周りも守る「最初の一歩」
誰かを支える前に、まずあなたのこころが普段と違うと感じたとき、その不調から目を背けないでほしいのです。
あなた自身がまず行動する
- 不調から目を背けない:こころは見えないからこそ、どんなに小さな異変にも気がついてほしい。「休めない」という人もいますが、疲れたなら休んだっていいじゃないですか。「明けない夜はない」と信じ、休む勇気を持ちましょう。
- 専門機関の力を借りる:不調を感じたら、カウンセラーへの相談や専門機関の受診など、迷わず行動へ移してほしい。早期の行動が、回復への近道です。
周りの人に優しく寄り添う
もし周りでこころの不調を感じていそうな人がいるなら、その不調に気づいてあげてほしい。そして優しく寄り添い声をかけて、話をきいてあげてほしいのです。
解決のためには偏見や差別をなくし、理解や支えが重要だと知っているからです。
もしご家族やご友人に相談しにくいなら、私に相談するのもいいでしょう。私も姉を近くで見てきたので、共感できる部分もたくさんあるはずです。
世界メンタルヘルスデーを機に、あなたの心に“気づきの火種”を灯し、ご自身と大切な人を守るための備えを始めてみませんか??
自分の心を整える4つの習慣
心の健康は、老後の「孤独」や「生きがい」といった不安に直結します。今から日常に取り入れられる、心の回復力を高める習慣を始めましょう。
言葉の使い方を変える — 自分との対話を見直す
あなたの心に一番近くで語りかけているのは、他ならぬあなた自身。
- 「あぁ、またダメだったな」ではなく、「今日はちょっと失敗しちゃったけど、昨日はよくやったよね」。
- 「休むなんてサボりだ」ではなく、「疲れたから、今日は自分に優しく休ませてあげよう」。
他人に優しくする前に、自分に優しくする練習をしましょう!自分にかける言葉を変えるだけで、心の筋肉がしなやかになります。
「点数化」で心の変化に気づく5分チェック
朝起きたときや夜寝る前に「今の気分」を1~10で点数化してみましょう◎
- 10点:最高に気分が良い
- 5点:普通、特に何も感じない
- 1点:気分が落ち込んでいる
このように数字で見ることで、感情に流されず「最近7点が多いな」「今日は急に3点まで下がったな」と心の変化に早く気づけ、対処しやすくなりますよ^^
誰かと話す「アウトプットの場」を持つ
悩みや不安は、話した瞬間に半分軽くなります。
- カウンセラーやオンライン相談、趣味のコミュニティなど、「無理して笑わなくてもいい、沈黙が許される関係」を意識的に持ちましょう。
- 特に恋愛の悩みを抱える方は、専門家や信頼できる第三者に話すことで、客観的な視点を取り戻せます。
身体を動かし、「心の滞り」をほどく
心と身体はつながっています。そのため心が疲れているときほど、体を動かすことで心の滞りがほどけるわよ。
- ウォーキング、公園での深呼吸、ベランダで植物を育てる(自然に触れる)など、「低負荷で心地よい」活動を選びましょう。
- 激しい運動ではなく「身体を緩める」ことが目的。心の緊張も一緒に解き放たれます。
人間関係の疲れを解消する「境界線の勇気」
相手に尽くしすぎたり相手の機嫌ばかり気にして疲れたりするのは、あなたが“優しすぎるサイン”です。
優しさと我慢は違います。相手に尽くすことで自分の心が消耗しているなら、それは健全な関係ではありません!
「私はここまでしかできない」「これ以上は疲れるからNO」と、はっきり線引きすることは、自分自身を守るための最も大事な力であり、老後の安定した人間関係を築く土台となるわよ?
明けない夜はないし、やまない雨はない。
「休めない」という人もいるけれど……疲れたなら休んだっていいじゃない!
もしご家族やご友人に相談しにくいなら、美羽に相談するのもいいわよ?
本日は秘書さんの話をしましたが、美羽も姉を近くで見てきたので共感できる部分もありますから。
緊急の場合はカウンセリングにて承ります◎
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