嫌いじゃないけど距離を置きたい|モヤモヤの正体と解消法

「嫌いなわけじゃないけど、あの人と会った後はいつも疲れちゃう」

「通知が来るたびに、どう返信しようか考えてしまう…」

そんな経験ないかしら?

それ、あなたの心が「もう限界だよ」って言っているサインよ?

多くの人が、本当に嫌いな人とは簡単に縁を切れるのに「悪い人ではないけど、なんだか合わない人」との関係に悩むもの。無理して付き合い続けると、そのうち本当に相手のことが嫌いになってしまうかもしれません。

このコラムはそのモヤモヤの正体を見つけて、相手を傷つけずに上手に距離を置くための具体的な方法を徹底解説します。あなたの心が少しでも軽くなるように、一緒に考えていきましょう!

「嫌いじゃないけど距離を置きたい」と感じる5つの心理

あなたの心が「疲れる」と感じるのには、必ず理由があります。まずは、その心理的な背景を掘り下げてみましょう。

気づかないうちにエネルギーを吸い取られているから

相手の話を聞いているだけで、自分のエネルギーが吸い取られていく感覚。あるいは、常に相手の機嫌を伺ったり気を遣いすぎたりして、心が休まる暇がない。それは、あなたのエネルギー(心のバッテリー)がじわじわと奪われているサインよ!

その
1

価値観や生活リズムのズレ

お互いを尊重し合っていても、根本的な価値観や生活スタイルが違うと無意識のうちにストレスは溜まっていきます。

たとえばあなたはゆっくり過ごしたいのに、相手は常にアクティブな予定を求めてくる……といったちょっとしたズレが積み重なって、心に重くのしかかるの。

その
2

「今」の自分のとは合わなくなったため

学生時代の友人や前職の同僚など、かつては共通の話題で盛り上がれた相手でも、ライフステージの変化(転職、結婚、出産など)によって、興味や関心の対象が変わることは自然なこと。

「昔は仲が良かったから……」と無理に関係を続けようとすると、かえって溝が深まり、お互いが苦しくなってしまいます。

その
3

心理的な境界線が曖昧になっているから

「どうして返信くれないの?」「今から会えない?」など、相手があなたのプライベートな時間や心の領域に踏み込みすぎていると感じませんか?

明確な悪意はなくてもあなたの「境界線」を越えられていると感じたとき、心は自然と距離を求めるものなの。

その
4

「嫌いになりたくない」という心の防衛反応

今の良好な関係を壊したくないからこそ、相手のことを本当に嫌いになる前に「あえて距離を置くことでお互いの良い部分だけを保とう」とする“防衛反応”なのよ?

その
5

距離を置くべきか迷ったら自問すべき3つの質問

「モヤモヤするけれど、本当に距離を置くべきなのかな」と悩んでいるのなら、まずは以下の質問を投げかけてみて?

  • 「会った後、どんな気分?」
    別れた後、ホッとしたりぐったり疲れていたりしませんか?心地よい関係なら、次に会うのが楽しみになるはずです。
  • 「連絡が来たらどう思う?」
    SNSなどの通知が来たときに「うわっ、またか……」とため息が出たり、返信するのが億劫だと感じたりしませんか?
  • 「この関係、1年後も維持したい?」
    もしこのまま同じ関係が続くと考えたとき、心が晴れやかにならずに負担を感じるのなら……変化が必要なサインです。

とはいえ、この質問だけでは「本当に距離を置くべきか分からない」という方もいるわよね……?そういう人のための判断基準(セルフチェック)もご用意しましたので、試しにやってみてちょうだい^^

距離を置いた方がいいかどうかのセルフチェック

  1. 会った後にぐったり疲れる
  2. 相手からの連絡が億劫
  3. 会話が義務感で続いている
  4. プライベートを深く聞かれるのがストレス
  5. 相手の機嫌を常に気にしてしまう
  6. 自分らしく振る舞えない
  7. 会わない期間が長くても寂しくない
  8. 断ったときに罪悪感がある
  9. 価値観のズレを強く感じる
  10. 嫌いになりたくないから距離を置きたい

【判定結果】

  • 0〜3個当てはまる → 今すぐには距離を置く必要はないかも
  • 4〜6個当てはまる → 距離を置くことで心が楽になる可能性大!
  • 7個以上当てはまる → 心理的負担が大きい関係。自己防衛を優先して?

相手を傷つけず「フェードアウト」するには

「フェードアウト」とは、関係を急に断ち切るのではなく、徐々に自然な形で距離を置くこと。相手を傷つけず、穏便に関係を整理したいときには有効な方法よ!

ただし、注意点はあります。

  • 冷たくしすぎない
  • 共通の知人への愚痴は避ける
  • 自分を責めない

それらを踏まえ、フェードアウトするための3つのステップを見ていきましょう◎

物理的・心理的な距離を徐々に広げる

たとえば……

会う頻度を減らす

→ 忙しさを理由に、会う間隔を徐々に空けていきましょう。

返信のペースをゆるめる

→ 即レスをやめ、数時間後あるいは翌日など、返信までの時間を意図的に延ばします。

会うなら複数人で

→ 1対1の深い付き合いを避け、グループでの食事やイベントなど大勢で会う場にシフトしましょう。

STEP
1

話題をライトにする

深い相談やプライベートな話は控え、仕事や共通の趣味など、当たり障りのない会話に留めておくこと。そうすれば、相手も自然と「もう深い話はできないな」と感じるようになるわ。

STEP
2

相手の誘いをやんわりとかわす

無理に嘘をつく必要はありません。

「その日は予定があって…」と断る習慣をつけるのが大事。 どうしても誘いを断れないときは「ありがとう!でも最近は自分の時間を大切にしているから、今回は見送らせてもらうね?」のように相手を否定せず、自分の事情を理由にするのがポイントよ。

大切なのは「相手を変えようとしない」こと!

しつこい人は、こちらの気持ちより自分の都合を優先する傾向があります。そのため、根気よく説明しても変わらない場合が多く「自分の守り方」を優先するほうがストレスを減らせるわよ^^

STEP
3

しつこい相手への最終手段と心構え

上記の方法でも相手が執拗に連絡してくる場合は、あなたの心を最優先に守るための最終手段も検討しましょう。

既読スルーや未読スルーを増やす

→ 相手のメッセージに反応しないことで「もう関わりたくない」という意思を伝えられるかもしれません。

SNSでのミュート・ブロック

→ 相手の投稿を見るのがストレスになる場合は、ミュートやブロック機能を活用して、物理的に情報を遮断しましょう。

「自分を守る」はわがままではない

→ 誰にでも合わせる義務はありません。それに自分の心を大切にする選択は、決してわがままではないのよ?

あなたの直感を信じ、心を守る選択を

「嫌いじゃないけど距離を置きたい」という感情は、あなたが健全な人間関係を築こうとしている証拠!無理に我慢して心を消耗させるよりも会う頻度や連絡のペースを調整し、あなた自身が心地よくいられる関係を選びましょう。

あなたの直感は、時に何よりの道しるべ。その感覚を信じて、あなた自身の心の声を最優先にすることが、ストレスのない人間関係を築くための第一歩よ??

関連動画・記事はこちら