ヤングケアラーとは?探偵ナイトスクープ炎上事件から見る定義・問題点・支援制度を簡単に解説
拝み師®︎ カウンセラーの 捺月 美羽(なつき みう)です。
2025年1月23日『探偵ナイトスクープ』の放送以来、私のもとにも「ヤングケアラー」に関する相談が増えているの……!
今回は人生相談を受け続けてきた立場から、この問題をわかりやすく、でもきちんとお伝えしていきます。

探偵ナイトスクープで何が放送されたのか
2025年1月23日に放送された『探偵ナイトスクープ』、あなたはご覧になりましたか?
「見ていない」もしくは「知らなかった」というあなたのために、簡単にまとめるわね。
『探偵ナイトスクープ』に、広島県在住の小学6年生の少年から
「6人きょうだいの長男をやるのに疲れた。1日だけでも代わってほしい」
こんな依頼が届いたんだって。
というのも……
ご両親は共働きでお母様は社長、お父様はそのお手伝いをされているそう。
そのため、親御さんが仕事の時は長男である彼が、弟や妹たちの面倒を見なければなりません。
いやいや、6年生の子が「長男に疲れた」って・・・
でも、美羽のところにも似たような相談はきているの。
炎上の経緯
番組ではこの少年が毎日家事やきょうだいの世話をする様子が紹介され、放送後にSNSでは賛否両論が巻き起こったようです。
- 「感動した」「いい話だった」という声
- 「これは美談じゃない」「問題では?」という声
- 「母親は何をしているのか」という批判
ただ・・・否定の意見が圧倒的に多く、結果として炎上。
その炎上を受けて
- 番組側が異例の声明を発表
- TVerでの配信が停止
- 「ヤングケアラー問題」として大きな議論に
参考:Yahoo!ニュース報道
他にもSNS等で明らかになった、闇の深いところが...
- 長男が「同級生は自由に遊んでいてうらやましい」「他の家庭と比べてどうなのか」と言っているところ
- 母親が子どものことを生まれた順番(ファースト、セカンドなど)と呼んでいるところ
- 母親がInstagramで「外食の時フォースチルドレンの横に座らないためにやっている5つの事 事前に2番3番に接近しとく そうすると「ママの隣がいい~」って言ってくれる事が多いから、自分が楽な子を隣に誘惑しとく!「私はフォースの隣に座りたいけどこの子たちがママがいいって言うから~」と、仕方なく感を演出」「この作戦、考えてやってるってより、本能のまま自然にやってる事。いかにフォースの隣に座らないようにし、いかに自分が楽してゆっくり食べるか。自分がのための努力と挑戦と改善を惜しまない」と投稿
- さらに家族が増えると報告した動画の長男の顔がヤバかったところ
- 放送前、母親がInstagramで「きいてーーー!テレビに出まーす!!!笑」と告知
- 放送でタレントが子どもに「お前はまだ小学生や。大人になんなよ」と言葉をかけたのに、VTRの最後に母親が「米炊いて、7合!」というドアの外まで響く声で長男に言っていたこと(*)
- 放送後、母親が「我が家ヤングケアラーとやらではないので!!!ワンチーム助け合い!ぽんぽん産んで悪かったな!笑」と反論
- 「家事育児はできるだけしたくない!笑」「そんなポンコツな母を助けにたくさん降りてきてくれたみたい!!笑」と投稿
- 子どもに家事をやらせておいて、親は飲み歩いたり動画投稿やライブ配信をしている(毎月旅行に行っている)ところ
- 父親は洗濯物を次男、三男に任せ自分はテレビを見ていたこと(*)
※これらは演出の可能性があることも留意すべき点ね
どう??
番組としての演出やヤラセは多少あるにしても、それでも引っかかるところがあるわよね?
バラエティ番組は少なからず、番組制作陣が“手を加えている”ものだと思って見ているけれど、全部が全部ヤラセではないのでしょうし・・・。
また母親のインスタの投稿から、(母親が名を売るための)「ビジネスの宣伝」のように見えてしまった人もいて炎上したのかもしれません。
カウンセラーとして思うこと
この放送を見て、私が最初に感じたのは「この子が助けを求める先が、テレビ番組しかなかったのか??」という切なさでした。
学校にも、地域にも、誰にも言えなかった。
(もしくは、言ってもどうにもならなかった)
だから、全国放送のテレビに勇気を出して依頼した。
これ・・・様々な情報が豊富に飛び交う世の中の現代っ子とはいえ、思いつくかな??
かなり勇気がいることだと思うんだよね、顔も名前も晒されるわけだから。
ネットで見たけれど、長男は過去に家出をするなどのSOSを出していたみたいなの!
それでも周り(学校や児相)が動かなかったのかもしれないけれど・・・
それくらい、彼は追い詰められていたんだなと感じたの。
子どもは親が楽するための道具ではありません。
そして「子ども時代」はその時だけで、返ってこないのよ!!
でもね?
親を貶していいのは本人だけだと思うの。
どんな親だとしても、他人に否定されたら傷付く子もいるから。
そして・・・過度な哀れみや同情は虚しく感じるだけよ。
ヤングケアラーとは?定義を簡単に
このワードあまり聞いたことない人もいるわよね。
このことで知った人も多いはず。
公式の定義としてこども家庭庁によると、
ヤングケアラーとは本来大人が担うべき家事や、家族の世話を日常的に行っている子どものこと。
具体的には、こんなこと↓
- 家事全般:料理、洗濯、掃除、買い物
- きょうだいの世話:食事の用意、送迎、入浴、寝かしつけ
- 家族の介護・看病:障がいや病気のある家族のケア
- 感情面のサポート:親の愚痴を聞く、家族の精神的な支え
- 通訳・手続き:日本語が不自由な親の代わりに通訳や書類作成
対象年齢:おおむね小学生から高校生、場合によっては20代前半まで含まれる。
統計で見る実態
厚生労働省の調査(2020-2021年)によると
- 中学2年生の約5.7%がヤングケアラーに該当
- 高校2年生の約4.1%がヤングケアラーに該当
- 1日平均7時間以上ケアに費やす子どももいる
多くの人が「自分がヤングケアラーだった」と気づくのは、大人になってからなんです。
こうやってみると私自身もヤングケアラーだったんだと思うし、私のよく知る友人もまさにこれ。
子どもの頃は「これが普通」「家族を助けるのは当たり前」と思っている。
だから誰にも言わない、言えない。
そして大人になって人と話して、はじめて「あれ?うちだけ違ったんだ・・・」と気づくのよ。
本当の問題は何か?
さまざまなところに影響が出るところだと思います。
1. 学業への影響
- 遅刻・欠席が増える
- 授業中に眠ってしまう(睡眠不足で)
- 宿題ができない
- 進学を諦める(家を離れられない)
2. 社会生活の制限
- 友達と遊ぶ時間がない
- 部活動に参加できない
- 学校行事に参加できない
- 孤立感、孤独感
3. 心身への影響
- 慢性的な疲労
- ストレス、不安、うつ症状
- 自己肯定感の低下
- 「自分の時間」がない
4. 大人になってからの影響
これが、カウンセラーとして一番伝えたいところです。
ヤングケアラーだった人が大人になると
- 恋愛で「甘える」ことができない
- 人に頼ると罪悪感が出る
- 自分の人生を生きている感覚がない
- 「私がいないと」という思い込みが強い
- 境界線が曖昧になる(自分と相手の問題を分けられない)
私のカウンセリングにいらっしゃる30~40代の女性の中に、 「子どもの頃からずっと家族のケアをしてきた」という方が本当に多いの。
そして皆さん、こう言うの。
「自分の人生を生きたことがない(から分からない)」
う~~ん。これが、ヤングケアラー問題の本質。
なぜ見つかりにくいのか?と言うと
- 本人が自覚していないから「家族を助けるのは当たり前」
- 相談できないから「家族のことを外に言ってはいけない」
- 周囲が気づきにくいから 家庭内のことは見えにくい
- 支援につながらないから 相談しても適切な支援に結びつかない
こんなことが挙げられるわね。
母親だけの責任?そうじゃない理由
探偵ナイトスクープの件で、真っ先に出てきたのが 「母親は何をしているのか?」という声でした。
そう言ってしまう気持ちは分かるわ。
でも・・・ここで母親だけを責めても、何も解決しないと思うの。
見えない背景がある。
これはどこの家庭にもあることだけど、家庭には外からは見えない事情があるわね。
ちょっと思い当たること書き出してみるね。
経済的な問題
- ひとり親(シングル)で複数の仕事を掛け持ちしている
- 生活するだけで精一杯
- 子どもと過ごす時間が物理的にない
親自身の問題
- 病気や障がいを抱えている
- 精神疾患、依存症
- DV被害を受けている
- 助けを求める力すら残っていない
- 支援制度を知らないもしくは使えない
- どこに相談すればいいかが分からない
- 相談しても「大変だね」「頑張って」で終わる
- 手続きが複雑すぎる
- 「相談=恥」という意識
社会システムの問題
- 個人の家庭だけでは解決できない、構造的な問題がある
- 支援制度の認知度が低い
- 学校・福祉・医療の連携不足(縦割り行政)
- 地域のつながりの希薄化
- 「家族のことは家族で」という価値観
私が思うこと
カウンセリングをしていると、実は「自分が子どもにそうしてしまった」と悩んで来られる母親が多いの。
「あの時、気づいてあげられなかった」
「子どもに負担をかけてしまった」
「私が悪い母親だから」
そう自分を責めているのよね・・・。
でも、その母親たちだって、
- 経済的に追い詰められていたり
- 自分自身が病気を抱えていたり
- 誰にも頼れない環境だったり
精一杯だった。
だから、ネットで母親を責める声を見るたびに「あぁ、あの人たちがまた傷つく」と思ってしまうの。
私は自分を責める母親の相談を聞くことが多いから、非難するだけの人たちとは違う視点を持っているのかもしれない。
決して良いとは言わないわ。
でも、きちんと修正していかないといけない。
どこの誰か分からないネットの世界の中で、批判や誹謗中傷だけしているのは違うかなと思う。
人生って、いつ何が起こるかわからない。
自分がいざ親になったら、そうなってしまうかもしれないし。
誰だって、追い詰められる可能性がある。
だからこそ責め合うのではなく、「どうしたら支え合えるか」を考えていかないといけないと思うの。
利用できる支援制度・相談窓口
「支援がある」と言われても、実際に使えるかは別問題。
でも、知っているだけでも違います。
1. すぐに相談できる窓口
ヤングケアラー専用
- こども家庭庁 ヤングケアラー相談窓口
- 各自治体の子育て支援課・福祉課
- 児童相談所(全国共通ダイヤル:189)
その他の相談先
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(なやみ言おう)
- チャイルドライン:0120-99-7777(18歳まで)
- よりそいホットライン:0120-279-338
2. 学校で相談できる人
- スクールカウンセラー
- スクールソーシャルワーカー
- 保健室の先生
- 信頼できる担任の先生
3. 実際に使える支援サービス
家事・育児のサポート
- 家事援助ヘルパー
- ファミリーサポート
- ショートステイ・トワイライトステイ(一時的に子どもを預かる)
介護が必要な場合
- 訪問介護サービス
- デイサービス
- レスパイトケア(介護者の休息支援)
お金の面での支援
- 生活保護
- 児童扶養手当
- 就学援助
- 各種減免制度
民間の支援団体
ヤングケアラー支援NPO
オンラインコミュニティ
ピアサポート(同じ経験をした人同士の支え合い)
相談するときに覚えておいてほしいこと
- 小さなことでも相談していい
- 匿名でも大丈夫
- 「相談=家族を裏切る」ではない
- 何度でも相談できる
- 最初の人で解決しなくても、諦めないで
最後にあなたへ伝えたいこと
もし子どものあなたが今、家族の世話で疲れているなら・・・
「頑張ってるね」じゃなくて、「休んでいいよ」と言いたい。
あなたはまだ子ども。
本来、守られる側なのよ?
家族を愛する気持ちは素晴らしいわ。
でも、あなたの人生はあなた自身のもの。
疲れたと言っていい。
助けてと言っていい。
逃げてもいい。
子どもらしく生きる権利があるの!
もしあなたが今、子どもに頼らざるを得ない状況にいる母親なら
「ごめんね」って、毎日思っていませんか?
子どもに家事を頼んでしまう。
きょうだいの面倒を見てもらっている。
本当は自分がやらなきゃいけないのに、できない。
「私って、母親失格だ」
「子どもに申し訳ない」
そう自分を責めているのではないですか??
あなたも精一杯なんだよね。
あなたも、助けが必要な人なのよ!
子どもに頼ってしまうことを責める前に、 「私も助けてもらっていい」って思ってほしいな。
一人で抱え込まないで?
完璧な母親なんていないから。
支援制度を使うことは、恥ずかしいことじゃない。
相談することは、弱いことじゃないよ。
あなたとお子さんの、両方を守るための一歩だから◎
今すぐじゃなくてもいい。
でも、どこかで一言でいい。
「助けて」って言える人(場所)に言ってみてね?
誰に相談したらいいか分からないもしくは苦しくてどうしようもない時は、いつでも私に話してみてね^^
もしあなたが、昔ヤングケアラーだったのなら
大人になった今、 人間関係で悩んでいませんか?
自分を後回しにしていませんか?
それは、あなたが悪いんじゃないよ。
「そうするしかなかった」環境があっただけだよ。
でも今は、違う選択ができるはず。
自分の人生を取り戻していいのよ?
もしそういう人の周りにいる大人ならば・・・
子どもの隠れたサインを、見逃さないで!
- よく遅刻する
- 疲れた顔をしている
- 家の話をしたがらない
- やけに大人びている
それ、SOSかもしれないわよ?
「何か困ってる?」
「話聞くからいつでも話してね」
その一言が、救いになるかもしれない。
別におせっかいでもいいのよ!
この一言を大人が「かけられるか」「かけれないか」で、その子が救われたり人生が良い方向へ変わったりすることがあるから。
探偵ナイトスクープの件から学ぶこと
あの少年が教えてくれたのは、 「子どもは、助けを求めていい」 ということ。
そして私たち大人が学ぶべきは、 「助けを求められる社会を作る」 ということ。
感動で終わらせちゃいけないと思うし、美談にしちゃいけないわよ。
ちゃんと、変えていかないとダメだよね。
この母親も「お手伝いの範囲を超えて働かせていたかも」と親が気付くきっかけになればいいな。
あなたの人生を、一緒に整えていきませんか?
もし、この記事を読んで 「自分のことかもしれない」 「誰かに話したい」 そう思ったなら・・・
一人で抱えなくていいからね。
あなたの人生は、あなたが主役でいいのよ。
最終更新日:2025年2月2日
※この記事は2025年1月時点の情報に基づいています。制度や支援内容は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
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(2025年10月 追記・全ヒーリングページに明確化しました)
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