「足りない」と思う気持ちがあなたを苦しめる理由

「足りない」と思うほど心が疲れる？自己肯定感を高める思考の転換法

あなたがやろうとしていることは、本当にやりたいことですか？

足りないものを埋めるために頑張ろうとしていませんか？

• 「私にはこれが足りない」
• 「あの人みたいに上手くできない」
• 「何か強みを持たないと」
• 「みんなが持っているものが自分にはない」
• 「〇〇したら自分に自信が持てるのかな」

——こんな風に、自分の“ない”部分ばかりに目を向けていませんか？

私たち人間は無意識のうちに自分ができないことや足りないものに目を向け、それを埋めようと努力しようとします。

その努力が前向きなものなら良いのですが、「みんなが持っているから」とか「周りと比べて劣っているから」といった理由で何かを求め続けていると……

一時的には達成感を得られても、みじめで不幸な気持ちからは逃れられず、終わりなき“ない”もの探しに心が疲弊してしまいます。

「足りない思考」がもたらすもの

からっぽな心や“ない”ものに目を向け続けると、次のような悪循環に陥ります。

• 不満やストレスが増える
• 恐れや不安から足りないものを埋めようとする
• 周囲と比較して自己否定する
• 自分が本当にやりたいことがわからなくなる
• 満たされない自分に逆戻り

このような状態では、どれだけ努力しても心からの満足感を得ることはできません。

あなたの願望は本当に自分のもの？

たとえば「結婚したい」「子どもが欲しい」「起業したい」「資格を取りたい」「ブランドバッグがほしい」——これらの願望が本当にあなたの心から湧き上がったものか、一度考えてみてください。

• 結婚したいのは、好きな人と生涯を共にしたいから？それとも、周りが結婚しているから？〇歳までには結婚しなきゃと焦っているから？
• 子どもが欲しいのは、愛する人との家族を築きたいから？それとも、産むのが当たり前だと思っているから？周りからのプレッシャーがあるから？
• 起業したいのは、社会貢献や誰かの役に立ちたいから？それとも、ステータスがほしいから？
• 資格を取りたいのは、それが好きで究めたいから？それとも、履歴書の空欄を埋めるため？自信をつけたいから？
• ブランドバッグが欲しいのは、そのブランドやバッグの機能性が好きだから？それとも、持っていると羨ましがられるから？

後者の理由は「自分軸」ではありませんね。

自分のために主体的に行動するのではなく、人からどう思われるか（不安や恐れ）を気にして努力しても、真の満足にはつながりません。何かが起きるのを待っているだけでも心は満たされません。

モノを買ったり資格を取ったりすることは、心のスキマを手っ取り早く埋めようとする行動なだけ。

「みんなが持っているから」「あの人がいいと言っているから」などという理由で手に入れたものが、あなたの人生を豊かにすることにはつながりません。

▼今あるものに目を向ける考え方はコチラ

https://ameblo.jp/loveyou-miu/entry-12858516649.html

「足りない」ではなく「すでにある」に目を向ける

実は、あなたが「ない」「足りない」と思っているものの多くは

• 本当は持っているのに、自分では気づいていないだけかもしれない
• 他人と比べて「価値がない」と思い込んでいるだけでは？

無理やり何かで埋めようとしたり、自分に武器を持たせたりしなくていいの。あなたの人生なのだから、人の目なんて気にしなくていい。

あなたの持つ個性や強みを、自分自身で認めることができたとき、心は安定し、満たされるようになりますよ。

▼人の目や他人の顔色を気にしてしまう人へ

「自分探し」の落とし穴

「自分を変えたい」と思って資格を取ったり新しい環境に飛び込んだりすることは、決して悪いことではありません。しかし、それが「今の自分ではダメだから」という理由なら、どこまで行っても満たされません。

よく自分探しの旅に出る人も多いわよね。

例えば自分探しのためにインドへ行くとするじゃない？でも自分ってインドにいるの？新しい自分がパッと生まれるの？……違うよね。

異国の地へ行って違う文化や習慣に触れることで価値観が変わり、誰かのために行動できる自分や自分の本質に気付けたとかっていうだけ。

どこかに自分があるわけではないし探せるモノでもない。

誰かのマネをしたって周りに流されたって変わらない。

成長したつもりでも“つもり”ではダメなのよ！

からっぽの心を埋めるのは外側にあるものではなく、自分の内側に答えがあって、それと真剣に向き合うから変われるのだと思うのよ。

本当に大切なこと

少し立ち止まって、自分の中にあるものを見つめてください。本来、

• 本音を話せる友だちがいる
• 自分を好きでいてくれる人がいる
• 家族という帰る場所がある
• 健康で毎日過ごせている
• 趣味を楽しめる時間がある

それだけで十分幸せなことなのよね。

人の目を気にして「足りないもの」を埋めようとするのではなく、

• すでに持っているものを認め、受け入れる
• 本当にやりたいことに目を向ける
• 自分の価値を他人の評価ではなく、自分自身で決める

ことが大切です。

あとは「自分の時間なんてないからできない」とか「旦那がダメと言うからできない」など他責の考え方も良くないわ。

あなたの人生を心から納得できる豊かなものにするためにも「足りないもの探し」ではなく「すでにあるもの」に目を向けてみませんか？

それだけであなたの心はスッと軽くなるかもしれません。

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