2023年6月3日 / 最終更新日 : 2024年4月25日捺月美羽（なつきみう）恋愛コラム

不倫で寂しい、むなしいのはなぜ？ 5つの理由と向き合い方

心のすき間を埋めるはずの不倫なのに…

「男性に求められることが自信になる」
「男性に求められると、女性としての魅力を認められているんだと実感できる」

など、日々の生活や仕事で感じている寂しさやむなしさを癒したい、または発散したいと既婚男性との恋愛を始めてしまう女性は多いわよね。

満たされない思いや心のすき間を埋めるために始まった不倫なのに、

「心のすき間が埋まらない。埋まるどころか切ないだけ」
「寂しさやむなしさが消えず、むしろ倍になって返ってきている気がする」

などと、感じている女性は少なくありません。

ここにたどり着いた貴女も、その1人なのではないかしら？

誰かに秘密にしている恋愛ならなおさら寂しさやむなしさがついて回るもの。物分りの良い都合のいい女性を演じる自分に嫌気がさしたり、彼を独占できない不倫特有の悩みを抱え続けたりしているのかもしれないわね。

そんな貴女のために、どうして不倫では心のすき間を埋められないのか、寂しさやむなしさの本当の理由などについて答えていくわね。

心と体は別だから

不倫相手の彼に愛されることで寂しさやむなしさが消えると思っていたのに、実際はそんなことはなくていつまでも寂しくてむなしいままな貴女。それは、不倫恋愛では体は満たせても、心は満たされていないからなのよ。

彼に抱かれている間は「自分を求め、愛してくれている」という充足感があるかもしれません。でも、貴女の心は満たされていないはず。

1人になり彼のぬくもりがなくなった途端、寂しさやむなしさが襲ってくる。これは、貴女が既婚者でも同じこと。むしろそれまで経験したことのない孤独だけが浮き彫りになってしまうから、寂しさやむなしさが消えないのよ。

その

彼を独占できないから

愛し愛されている不倫恋愛だとしても、彼を独り占めできない辛さや彼を自分のものにできない苛立ちが、貴女の寂しさや虚しさをより一層募らせているのかもしれないわ。不倫というよりも恋愛をしている気持ちになっているのよね。

彼に家庭があることは承知の上で覚悟を持って不倫をしているとは思うけれど、帰ったら自分は1人なのに相手は迎えてくれる家族がいる。その現実に「私は彼に心の底から愛されてはいないんだろうな」と思ってしまい、むなしくて泣けてくるなんていう女性も少なくないわ。

いくら貴女が「もっと一緒にいたい」「帰らないで」と言ったところで、彼にとってかんたんに叶えられることではありません。貴女は彼が本命なのに、彼にとっては奥さんや子供が1番大事。そんな気持ちの大きさに差があることを実感して、まるで自分自身が奥さんに負けたような気分になってしまう……。

でも、私は奥さんに対抗心を抱いたり嫉妬したり、そういう感情ほど無駄なものはないと思っちゃうのよね。だって、自分のお家に帰るのなんて、当たり前のことじゃない？
え？違うの？！あなたも帰るでしょ？

その

友人の幸せな報告と比べてしまうから

誕生日やクリスマスなど、恋人たちが当然のように一緒に過ごすような日に自分は1人ぼっち。彼にとって最優先ではない存在だという現実を突きつけられると、かなりのネガティブなダメージを負うことになるでしょう。

そんな時に友人から彼とのラブラブな話しを聞かされると、自分と比較して気持ちが落ち込んだりするものよね。人は自分が幸せな時は他の人と比較することはありませんが、不安だったり寂しかったりすると、つい比較してしまうものなのです。

「あの子は彼と会いたいときに会えて楽しそうにデートを重ねていて羨ましい」

「仲の良い友人は全員結婚して幸せそう。一体私は何をしているんだろう…。」

「これじゃ、付き合っている意味あるの？」

そんな風に思考の悪循環を起こしてしまいます。

不倫恋愛は会いたいときに会えないし連絡したいときに連絡できない、外で堂々と会えないなど、普通のカップルなら当たり前にできることが難しいですよね。2人の関係は恋人そのものにも関わらず、制約が多い現実に寂しさやむなしさを感じる女性が多いようね。

その

いつ彼との関係が終わってもおかしくないから

不倫というのは相手の気持ちや状況によって、いつ終わりが来るか分からないという不安感が常につきまといます。また、2人の関係がバレた場合、彼の奥さんや周囲からの批判など、多くの困難が生じる可能性も……。

いつどのようなことが起こっても受け入れる必要はあるけれど、彼と一緒になれない現実やいつ終わるか分からない保証のない関係に、寂しさやむなしさを感じる人もいるようね。

本当は既婚者の彼に「寂しい、むなしいと素直に伝えたいけれど言いにくい」「言ったら重いと思われるかもしれない」と抱える気持ちを伝えるか悩む女性も多いのではないかしら？彼にその気持ちを伝えるべきかどうかについても触れてみたいと思います。

その

仕事や生活が安定していないから

不倫相手の彼との仲がうまくいっているのに、寂しさやむなしさが消えない理由の1つに、貴女の仕事や生活が落ち着いていないことが関係している場合があります。

仕事にストレスや不満を感じていたり、残業やハードワークが続いていたり、人間関係がうまくいっていなければ、生活リズムが崩れて精神的に不安定になることもあるわよね。

そんな状態のときに、いくら不倫で愛し合う2人とはいえ、女性側に我慢が必要なことや彼からの連絡を待たなければならないようなことがあると、いつも以上に寂しさやむなしさを感じてしまうもの。

すべてをさらけ出すことができない不倫関係だからこそ、仕事やプライベートの不調が寂しさ、むなしさを感じさせる大きな要因になっているのです。

その

寂しい、むなしい気持ちを彼に伝えてもいい？

気持ちは思っているだけでは伝わりません。でも気持ちを押し付けることで「重たい」「めんどくさい」と思われる可能性があるのもまた事実。特に不倫恋愛はいつ関係が終わってもおかしくないからこそ、どうすべきか迷う女性も多いでしょう。

でも中学生の恋愛じゃないんだから、彼に思いのまま感情をぶつけるんじゃなくて、自分で自分の心をコントロールしないとダメよ。それができないなら、厳しいことを言うようだけど今すぐ不倫はやめるべきだわ。だって恋愛は一人じゃできないんだから。

言葉で「寂しい」と伝える以外にもいくらだってやり方はあるわ。

例えば、寂しい感情の反対は「会いたい」「一緒に過ごしたい」ということ。寂しい気持ちやむなしさが募ったときほど、彼からの連絡がきたときや会える日には大げさなくらい喜んでみて。

貴女の嬉しそうな表情やリアクションを見た彼は「俺に会えなくて寂しかったのかな？」「そんなに会いたいと思ってくれていたのか」と愛おしさを感じるもの。

どんなに女性の気持ちを察するのが苦手な男性であっても「貴女をもっと喜ばせたい」と思って会える時間を増やしてくれるかもしれないわ。

寂しさ、むなしさとどう向き合えばいい？

寂しさやむなしさに負け彼を好きなまま不倫関係を終わらせてしまい、後悔する女性を私はこれまでたくさん見てきたわ。彼と不倫関係を続けていく以上、その感情とは嫌でも付き合っていく覚悟が必要になります。

不倫関係は思うようにいかない切ない恋愛だから。

いつも寂しさとむなしさ、不安と隣り合わせなのよ。

では、具体的にどのようにして向き合っていけばいいのでしょうか？
以下に不倫の寂しさやむなしさと向き合う方法をまとめてみるわね。

1.自己肯定感を高める

寂しさやむなしさの背景には、自分に無力さや情けなさを感じていたり、自己評価が極端に低かったりということがあります。一方で自己肯定感が高い人は、自分自身を愛し、自信を持って行動することができているわよね？

自己肯定感を高めるためには、自分を否定的に捉えるのではなく事実をありのままを受け入れることが大切よ。

そこで、寂しいやむなしいと思ったときにはノートやメモに「どうして寂しい、むなしいと感じたのか？」「本当に彼がいないと生きていけないのか？」など湧き出てくる自分の気持ちを視える化し、整理してみて。感情が高ぶったときにどのような考え方をするのか客観的に観察することで、自分自身をよりよく理解することができるわよ。

自己肯定感を高めることで、自分の価値は不倫相手ではなく自分が決めることだと理解できるようになり、辛いことがあっても自分で自分を癒すことができるようになる。だから自暴自棄になることもなくなります。その結果、彼との関係もうまく進んでいきやすくなるはずよ。