どうしたら「ジェンダー平等」が達成できる のでしょうか? 

いきなりですが、貴女はこれまでの生活の中で 

「女らしくしなさい」 

「女の子なんだから〇〇しちゃダメ」 

「妻としてこうあるべき」 

などと言われたこと(や感じたこと)はないかしら? 

性別により男性は青で女性はピンク(赤)、男性はズボンで女性はスカートなどのように、無意識に決めつけられてしまっている男女の違いを「ジェンダー」といいます。 

また生物学的な性差の他にも、女性らしさや男性らしさのような、社会や文化のなかで作り上げられた男性像や女性像なども指すわね。 

ジェンダー平等について  

このようなジェンダーの問題において、日本は世界に比べて遅れており、大きな課題となっていることをご存知かしら? 

10~70 代を対象に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数(GGI)2021」で は、日本は世界 156 カ国中 120 位(主要 7 カ国で最下位)だったことが分かりました。 

特に、政治や経済の分野において女性と男性が同じように参加したり、リーダーになったりすることができていないの。 

女性が活躍できない理由の一つは、家事や子育てといった家族の世話をほとんど女性が行 っているから! 

つまり、、、

日本で男女格差が生まれている要因は、出産や育児、家事や介護などの日常生活に潜む問 題。今の段階では(日本の社会は)とてもじゃないけれど「ジェンダー平等」とは言えないわよね。。 

そこで SDGs (=持続可能な開発目標)が掲げる世界を変えるための 17 の目標のうち、目 標 5 は「ジェンダー平等を実現しよう」とするもので、「男女平等を実現し、すべての女性と女児の能力を伸ばし可能性を広げよう」といった目標が設定されています。 

SDGs が目指す『ジェンダー平等』とは、ひとりひとりの人間が、性別に関わらず平等に責任や権利や機会を分かち合い、あらゆる物事を一緒に決めることができること。 

もちろん女性と男性では身体の仕組みや思考、社会的な役割に違いがあります。ただし「女性や男性はこうあるべき」と無意識に根付いた先入観が不平等な社会を作り出していることを 自覚しなければなりません。 

最近では日本でもさまざまな取り組みが行われつつありますが、まだまだ“役割”や“らしさ”を 求められてしまっています。 

例えば結婚したら「外で働くのは夫(男性)で、家事や育児などの家のことは妻(女性)がするべき」などの考えも男女間における先入観だと言えるでしょう。このような昭和なお堅い考えを持っている方は、意外と多くいるのよ。 

……でも一家の大黒柱的な亭主関白や、一途で献身的な良妻賢母はもう古い!! 

それだけでなく、今の社会では男性に向いている役割や責任、女性に向いている役割や責任など、個人の希望や能力ではなく「性別」によって生き方や働き方の選択肢や機会が決められてしまうことがあります。 

(医学部入試において、女性の合格者を減らすための意図的な操作が行われていることが発覚し、問題になったこともあったわね) 

そこで、世界中で法律や制度を変えたり、教育やメディアを通じた啓発を行ったりすることでジ ェンダーを問い直し、ひとりひとりの人権を尊重しつつ責任を分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会を創るための取組が行われています。

同時に、「女の子だから」「女性だから」という理由で直面する障壁を取り除き、自分の人生を自分で決めながら生きるための力を身につける取組みも◎ 

世界規模で見ると、女というだけで学校に行かせてもらえない、中学生の年齢で結婚をしないといけない、(他にも暴力や虐待、雇用、教育格差なども)そんな悲惨な現状がまだまだあり ます。 

「サラリーマン(ビジネスマン)」という言葉は主に男性を指すもので、働く女性に対しては「OL  (オフィスレディ)」や「キャリアウーマン」などと呼ばれるわよね? 

男性の育休取得が話題になったり「イクメン」という言葉が流行ったりしたこともありますが、 「イクウーマン」なんて言葉はありません。 

これは、男性の育児だけが特別視されているからであって「育児は女性がするもの」という固定概念が当たり前にあるからなのでしょう。。 

実際に美羽のクライアント様でも 

・「働きたくても育児や介護があるから厳しい」 

・子どもの行事で休みを取るのはいつも妻である私 

・義両親に「働くなんて夫の給料が低いってこと?」と言われて働けない ・旦那に「俺の金で食わせてやってるんだから……」と言われ、行動を制限されている ・「キャリアを捨ててまで結婚していいか迷う」 

という相談をよく受けます。 

育児や介護は本来 2 人で協力して行うべきものなのに、どちらかに負担がかかるなんておかしな話よね? 

恋愛における男⼥平等  

恋愛においても「女は男に従うべきだ」「決定権は男にあり」などという考え方が、男女の関係 に大きな亀裂を生じさせることがあるわね。

女性の中には「彼好みの私」になることに幸せを感じる人もいるわね。服装だけでなく、髪形やメイクを変えたり、彼の趣味に付き合ったりすることもあるけれど……それが好きなら否定はしないしそれでいいけれど。。 

勝手に異性に幻想を抱いて『男はこう、女はこう』と決めつけ、相手に強いる時代はもう終わ り! 

ジェンダーによる差別なくなり、女性がもっと社会進出ができるようになれば……選択肢も増え、金銭的な余裕も生まれます。 

結婚後、どちらかが大切にしている仕事を辞め、家庭に入らなければならないといった価値観やバランスの悪さには拒否反応を示すようになるでしょう。 

それが当たり前になり、女性も経済的に自立できるようになれば、デートの食事代もラブホ代もすべて割り勘でも困らないようになります。 

「女性は奢られて当たり前!」みたいな感覚では厳しい。。男性から奢られることにステータス を感じる女性は少なくなるかもしれないわね。 

男性が作り上げた女性像にこちらが合わせるよりも、自分の価値観や考えを主張する女性が増えるかもしれません。

恋愛は自分を幸せにするためのものだからね! 

ジェンダー平等を達成するには  

では、どうしたら「ジェンダー平等」が達成できるのでしょうか? 

世界を変えるのは難しくとも、意識や取り組み方次第で、今すぐにでも私たちにできること。 それは、、、 

・夫婦で話し合い、家事や育児の協力や分担をすること 

・当たり前ではなく相手への感謝を忘れないこと(言葉にして伝えること)

「妻が家事をするのは当たり前」と思っている人も多いですが、家事は本当に大変!特に働きながら子育て(共働きの家庭)をなんてなおさら。。 

昔よりも夫が家事や育児に費やす時間は増加傾向にあるものの、妻と比べてみると今も少ないのが現状。 

だからこそ家事をしてくれた妻への感謝を言葉で伝えるだけでも、心の負担軽減につながります。 

(もちろん手伝ってもほしいけどね笑) 

貴女の考えや行動が未来の当たり前をかえるかもしれません。夫婦で話し合い、互いに負担にならない程度に家事を分担できるよう話し合ってみませんか? 

家事や育児、介護の負担が女性に集中しないように。 

男女関係なく誰しもが自分の能力を発揮できる世の中になるように。。 

そして、、、 

性別による差別で嫌な思いをしている人が少しでも減り、みんなが笑顔で暮らせますように… …!

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