気になる彼をデートに誘いたい？
OKを引き出す魔法のテクニック

「好きな人に告白したい」
「気になる彼とデートしたいけど、断られそうで怖い」
「何かきっかけがあればいいのに……」

などと思っていませんか？

勇気を出して誘ったのに断られたら……ショックを受けるだけでなく2人の関係性が変わるリスクやこじれる可能性だってあるかもしれないわね。

「それだけは嫌！」というあなたに紹介したいのが「フットインザドア」という心理学を利用したテクニック。

聞いたことあるかしら？

「フットインザドア」とは？ 

営業の訪問販売員が商品やサービスを販売しようとして、門前払いされそうになったときに「よかったらお話だけでも……」と言って、少しだけ開いたドアにつま先をガッと挟んだ様子からこの名がつけられたと言われています。

セールスマンはドアを開けてもらうことが第一関門なので「ドアに足をはさむことができたら、商品が売れたようなものだ」と言われるくらい重要。

主にビジネスシーンで活用されることが多い、心理テクニックの1つです。

たとえば「商品の説明をしたいのですが」と言ってしまうと、身構えられて断られる可能性は高いでしょう。

ですが「1分だけお時間いただけますか？」と言われたら「1分だけでいいなら……」と聞いてもらえる確率が高くなるのです。

他にも

「1か月、お試し（無料）で使ってみませんか？」

「ご試着してみるだけでも大丈夫ですよ」

なども「フットインザドア」の手法。

このように相手が気軽にできるものからはじめると断られる可能性はグッと低くなり、最終的なあなたの要求（ここでは購入してもらう）を受け入れてもらいやすくなるの。というのも、はじめから大きなお願いをすると相手に断られてしまうことが多いので、それを避けるためにこの「フットインザドア」があるのです。

「な～んだ、恋愛に関係ないじゃん」と思ったそこのあなた、ちょっと待って！！

これ、実は恋愛にもバツグンに活かすことができるテクニックなの。最後には具体例も紹介するから、ぜひ最後まで見てちょうだいね。

人は一度でも要求に応えてしまうと、自分の行動や考え方を統一したいという気持ちが働くため、そのあと「いいえ」と言いにくくなるという心理が働きます。

いきなり大きなお願い事をされたら断られるのですが、小さなお願い事から徐々にハードルを上げていくと同じお願い事でも受け入れてもらいやすくなります。

特に男性は女性から頼られると断りづらく、男らしくみせるためにもついつい引きうけてしまうことが多いのよね。

それを利用して（っていう言い方は好ましくないかもしれないけれど）、小さな要求からはじめて徐々に要求のレベルを上げていき、最終的にはあなたの望むもの（大きな要求）を叶えてもらうよう相手を導くことができます。

いきなり「100万円貸して」と言われて貸す人はなかなかいないでしょうが、「100円貸して」と言われたら……どうですか？友達や彼氏とかなら貸しちゃいますよね。

分かりやすくするために極端な例だったかもしれませんが、次に500円、1,000円のように徐々に要求が上げていくと、いきなり100万円貸してと言われたときより貸してあげる（受け入れてもらう）確率は上がっていきます。

営業（販売）と恋愛は全く違うように思われるかもしれないけれど、“人の心を掴む”という点では同じじゃない？そのため、この性質を恋愛にも応用することができるのよ！

例えば、同性の友達でも気になる彼でもいきなり

「家に行ってもいい？」と言ったところで

「いきなり家？なんで？」

「家じゃなくても良くない？」

「（異性なら）体目的なの？」などと警戒されるし当然断られるわよね。

でも「ランチ（食事）しませんか？」と言われたら……

どうかしら？

「ごはんくらいなら」と受け入れられやすいはずです。

本当のお願いの前に「小さなお願い」をクッションとしてはさむのが「フットインザドア」。

小さなお願いは1回だけという決まりはありません。

何回も積み重ねていけば、相手に「あなたのお願いは叶えないと」という状態にも持っていくことも可能よ。

デートに誘うときも同じ。いきなりデートには誘っても断られる可能性があるなら、最初は簡単なお願いをして、承諾してもらったら本当のお願いであるデートに誘う方が効果的！

例えば

「この文章、変じゃないかな？ちょっと見てくれない？」
「この前〇〇の本買ったって言っていたよね？読み終わったら貸して？」
「パソコンで分からないことがあるんだけど、教えてくれませんか？」

など、まずは彼に断られない程度のお願いをします。

そして、そのお礼として

「この前はありがとう、助かったよ！お礼にご飯でも奢らせて？」などと伝えれば、高確率でデートへ繋げられるでしょう。

たとえ、ご飯は断られたとしてもまだまだチャンスはあるわよ。

「この前〇〇くんが貸してくれた本、今度映画化されるんだって！良かったら一緒に観にいかない？」とか

「パソコンを買い替えようと思っているんだけど、どれがいいのかさっぱり分からなくて……今度のお休み、買い物についてきてくれない？」とか、いくらでもアプローチ方法は考えられます。

一度小さなお願いにOKをしたことでその後のお願いも承諾しやすくなるだけでなく、共通の話題を共有できるのもいいわよね。

とはいえ、いきなり要求のレベルを上げてしまうと警戒される原因にもなります。

慣れるまではタイミングが難しいかもしれないわね……

あなたへの好感度が低い（高くはない）段階や、出会って（仲良くなって）間もないときには、大きな要求までに時間をかける必要があります。

基準としては、そうね……。

あなたが小さなお願いをして彼が要求を快く受け入れてくれたとき、それが要求を与えることに慣れた証拠。そのタイミングでお願いしたい要求をするといいかもしれないわ。

 
活用してみたいと思った人もいるかもしれませんが、「フットインザドア」を活用するためには、気をつけなくてはいけない点もいくつかあります。

「フットインザドア」を活用する際の２つの注意点

 1：要求は少しずつ大きくしていくこと

先ほどお金の礼を出したから、覚えている人も多いかな。

1,000円の商品をお試ししたのに、次の商品が50万円だった場合、あまりに金額差が大きくて驚いてしまうわよね？

要求を急に大きくしてしまうと受け入れてもらいにくくなるので、1,000円の商品の次は3,000円といったように徐々に要求を大きくして、相手に違和感を与えないことが大切よ。

 2：小さな要求（スタート）と本命の要求（ゴール）がかけ離れすぎないようにする

彼に「イエス」と言ってもらいたいがためにやってしまいがちなのは、小さすぎる要求や最終目的とかけ離れた要求。

「その本取って」と言っても「自分で取れよ」と言われる可能性もあります。

また、出す要求に関連性を持たせることも大切です。

例えば……文房具が気になってお試ししたのに、サプリメントを販売されても意味わからないですよね？

「その本取って」から「デートして」と結び付けたくても結びつかず、そこまで辿り着く前にワガママな女としか見られないなんてことも……。

小さな要求からステップアップしていく必要はありますが、本命の要求からかけ離れすぎないように注意が必要よ！

ここまで読んでくださった方、大変お待たせしました。

最後に彼の心を掴む活用法を2つご紹介するわね。

恋愛における具体的な活用例

１：気になっている人の連絡先を聞きたいとき

気になる彼の連絡先を手に入れるのって、意外と難しいですよね。

接点がないならなおさら。

それなら急に連絡先を聞くのではなく、自然に「連絡先教えて？」という流れに持っていくのがオススメ！

たとえば、みんなで写真や動画を撮ったときや貸したものを返すときなど、どうしても何かしらの手段で送ったり連絡を取ったりする必要があるわよね？

そんなとき「みんなで撮った写真を送りたいから連絡先教えて」なら自然じゃない？

（若い子はAirDropで送ってと言われるのかもしれないけれど）

こうすることで自然と連絡先を交換することができます。

貸したものを返すときも部署が違ったり近々会う予定がなかったりすれば、連絡先を聞いておいた方が得策だろうと思われるかもしれないよね＾＾

2：2人きりの食事やデートに誘うとき

いきなり2人きりの食事やデートに誘うのではなく、まずは彼を誘うきっかけをつくりましょう。

急に食事やデートに誘うのではなく「今度のキャンプの買い出し、ついてきてくれない？」

「〇〇くんの誕生日プレゼント買う担当になったのだけれど、一緒に選んでくれない？」など

相手が「イエス」と言いやすいことを切り出すのがポイント！

その後「せっかくだから食事して帰らない？」などと誘うと、成功率がグッと高まるわよ。

いかがでしたか？

２人の関係性はそのまま、あなたからのお願いを断りにくくする「フットインザドア」というテクニックをご紹介しました。

恋愛だけでなく人間関係や恋愛にも活用することができるので、知っておいて損はありません！

実践して、ぜひ彼とのデートや幸せな未来を手にしてちょうだいね＾＾

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