死んだらどうなるの？どこへ行くの？

いつか死ぬのかな？

死んだらどうなるの？そこでおしまい？

どこに行くの？

天国に行くのかな？

それも地獄かな？

あの世はあるの？

肉体はなくなっても魂は残るの？

自殺したら成仏できないのかな？

など、誰しも少なからず死後のことを考えたことはあると思います。

カウンセリングや拝みでも質問をいただくこれらのこと。

美羽は誰にでも共通し納得できる答えはないと思っています。

人間同じ人なんていないし、イメージも育った環境も価値観や考え方も人それぞれ違うからね。

でも一般論や美羽が経験したことも踏まえながら、本記事ではそんな死後の世界や魂についてお話してみようと思います。

ニライカナイ

「ニライカナイ（※1）」って言葉、聞いたことあるかしら？

美羽の守り神々がいる沖縄県や鹿児島県奄美群島の各地では、伝統的な民間信仰として「ニライカナイ」と呼ばれる『あの世（他界概念）』が想定されているわ。

※1 「ニライ」は根の方という意味で 「カナイ」は彼方を意味する説など、諸説あるみたい。

死後七代して（死者の）魂は親族の守護神になるという考えが信仰されており、後生（ぐそー）であるニライカナイは、祖霊が守護神へと生まれ変わる場所でもあったの。

1,200年以上も前のことだけれど……

遠い海の向こう側には、神様の世界（楽土）があると信じられてきました。

そんな死んだら遠い海のかなたに還るという「信仰」とニライカナイは根が同じ。

あの世は死者が行く先であると同時に、新しい命がやってくる場所でもあり、そこを介在させることで循環していると考えられてきたの。

人が死ぬと直後の魂はまだこの世へのさまざまな感情を残しているので「荒霊(あらだま)」と呼ばれることがあるわね。

山へ帰り、一定期間過ごすことで鎮まり「和霊(にぎみたま)」になる。

さらにそれが子孫を守る先祖としての「祖霊神(それいしん)」となり、やがて「氏神(うじがみ)」と呼ばれるように……。

たまに肉体はなくなっても「あの世」へは行けない魂もあり、その荒霊が怨霊になることを恐れていたそう。

死んでから四十九日経つと他の存在に生まれ変わりら新たな人生を歩めるとする説も……

終わりなき命

始まって終わる命

あなたはどのように考えるでしょうか？

理解が及ばないこととか、まだ明らかになっていないことはたくさんあるけれど……

生物としての死は、からだが有機的に分解されて自然に還ること（循環型）とされてきました。

きたところに還るのではなく、はじめて“来世”という場所に行くと考えるのが、阿弥陀仏の『極楽浄土』という考え方。

願いさえすれば、すべての人がそこに行けると言われてきました。

ただ、生前に（※2）や（※3）のような、大変重い罪を犯した人は地獄に堕ちる。

逆に仏教を聞いて、輪廻転生の原因が根本から断ち切られていれば、死ぬと同時に極楽浄土へ往生できるとされているそう。

※2 五逆罪とは①母を殺す ②父を殺す ③聖者を殺す ④仏の体に傷をつける ⑤教団の和合を破壊し分裂させることの五つ

※3方謗罪とは① 仏法をそしること。五逆罪にまさる罪。 ② 転じて無理なこと。無理難題をいうこと。

また、そのどちらでもない人は、次に生まれる世界を決めるための裁判を受けなければならなかったのだとか……

ここから分かることは、その世での時間の終わりが生の終わりではなく、変わり続けながら続いていくものかもしれないということね。　

魂（マブイ）について

魂は生きているうちから存在しているもの。

死ぬといわゆる霊と呼ばれる存在になるわけだけれど、魂が一つであると考えればそれが霊に移行しただけということになってしまうわよね？

多くの世界では人間は二つ以上の魂をもっていて、そのうち一つは死後も生き残る（魂の一部は永遠に死なない）と考えられています。

「たましひ」は和語で「多麻之比」とか「多末之比」と書かれたことからも、多数あったと考えられていたことが分かるわね。

沖縄にはその考えが今も色濃く残っていて、常態では自分に属すべきものであり、一方の霊は常態では自分の近くにあってはいけないものであるとされます。

そんな沖縄では、魂のことを「マブイ」や「マブヤー」と言います。

ご先祖を大切にしなかったり、子どもが悪さをしたり、大きな怪我をした時やビックリしたとき、マブヤーを落とすと言い伝えられています。

運悪く落としてしまうと、体調不良になったり、心が落ち着かなかったり……最悪の場合、原因不明の病気になってしまうことも。。

そんなときは、出来るだけ早く落としたマブイを拾い、元あったからだに戻す（鎮める）ことが大切だと信じられており、儀式的な行いをします。

それを「マブイグミ」または「マブヤーグミ」と呼んでいます。

▶︎マブイグミについてはこちらでお話ししています

魂の存在というのは、科学的にはまだあることもないことも証明できません。

そりゃ、科学がまだ扱い得ない領域だから……信じる人もいれば信じない人もいて当然よね。

見えたり聞こえたりしたものだけがすべてではない

生まれる前と後を含め、すべての記憶が蓄積された脳で、私たちは記憶し感じることも考えることもしているのだそう。

そんな長年蓄積されてきた記憶の影響力を仏教では「カルマ（業）」と呼びますが、その影響下でのみ、モノを見たり聞いたり感じたりしているの。

とはいえ、見えたり聞こえたりしたものだけが現実ではないわ。

一般的に遭遇するすべての現象は、脳の傾向と外界との接触によるできごとでしかない。

言い換えれば、あの世も魂もあなたの相互的な関係性のなかで起きるできごと。

あるとも言えるし、ないとも言える。

死後は無だと考えることも輪廻転生すると考えることもあなたの自由。

つまり、論理的に説明できるものではないということね。

文化的背景の違う地域、考え方の違う人々の間では別の現象にすらなり得るし。

いくらお金があっても医療技術が発展して寿命が延びても、死ななくなるわけではありません。

病むときは病むし、生あるものはいずれ死を迎えるでしょう。

今のままずっとは生き続けていけるわけではないわよね？

人は死に方を選べないし、何が自然で当然なのかは誰にも分からない。

寿命で眠るように亡くなる人もいれば、苦しみながら亡くなる方もいる。

家族に見守られながら亡くなる人や孤独にひっそりと亡くなっていく人も。

死んだことを理解できずに、その場に留まっている人だって少なくない。

人生のエンディングの迎え方やどこに行くのかは、経験した人にしかわからない。

あなたにとっての答えは、あなたの中にしかない。

でも、死後がどのような世界なのかは、現在（生前）と大きく関係するのだとしたら……

知っておくことで、生きている間に本当になすべきことが分かります。

結果として考え方や生き方は変わるかもしれないよね？

「もっと会いに行けばよかった」

「早くから親孝行しておけばよかった」

「感謝の気持ちを面と向かって伝えたかった」

がなんて死んでから後悔したって、何もできないし遅すぎるのよ！

私はヒーラーではなく神人（かみんちゅ）です。

生きている人間の力レベルじゃない。助けなくてはならない人を引き上げ、私の力で助けるだけ。

魂を感じるできごとに逢う人もいれば逢わない人もいる。

あなたの心次第！

目で見えないことだし通常の理性では体験できない「できごと」だから、信じられないとか胡散臭いと思う人もいると思う。

でも、確かに見えたことや聞こえたこと、感じたこと、思わせられたことをあなたに伝えるわ。

それが私に与えられた使命だから。

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